普段の活動

定期的に勉強会や研究ミーティングを行って、知識を深めるだけではなく、研究室のメンバーと協力し、切磋琢磨しあいながら、研究活動を進めています。また、大学院生を中心に臨床活動も行っています。

勉強会

毎週木曜日の夕方に、筑波大学総合研究棟Dで、勉強会を開催しています。勉強会では、読み書きの発達と障害、失語、失読、失書、特異的言語障害(SLI : Specific Language Impairment)などについての日本語や英語の論文を読んで発表、議論し合い、知識を深めています。また、学内発表会や学会発表などの予行練習をし、プレゼンテーションのスキルを磨いています。

研究ミーティング

毎週木曜日に、卒論生、大学院生が各自の研究進捗状況を発表し、意見交換をしています。研究室のメンバーの研究内容を共有することで、協力し合いながら、研究を進めています。

臨床活動

大学院生を中心に、言語聴覚士でもある宇野彰先生の指導のもと、発達性読み書き障害や特異的言語障害(SLI : Specific Language Impairment)があるお子さんに実際に知能検査や認知検査などの様々な検査を行ったり、読み書きのスキルや語彙力を高める指導をしたりしています。

行事

年に2回、大体、春と冬に、合宿を開催します。勉強をするだけではなく、多彩なイベントを企画して、親睦を深めています。また、海外の先生が来訪した際には、それぞれの研究内容を英語でポスター発表し、質疑応答するということに挑戦しています。さらに、大学院生だけではなく、学類(部)生も学会発表をしています。

春合宿

春の合宿は、別名「脳合宿」といわれています。1日目は、基本的な脳の部位の名前と位置を教わりながら、必死に覚え、夕方頃にテストがあります。テストで最高得点をとった方には、素敵なプレゼント贈呈があります。MRIやCTスキャンの見方なども学べます。その後、飲み会がありますが、テストからの開放感からでしょうか?みんな、普段よりも明るく、楽しく、お話をしながら、飲んだり食べたり、楽しい時を過ごします。そして、2日目は、前日に覚えた脳の部位の機能に関する発表をしたり、最近の脳科学研究の動向をレビューしたり、発展的な学習をします。最後に、年によって違いますが、筑波山のぼり、アサヒビール工場見学(おいしいビールの試飲付き)などの楽しいイベントで、さらに、みんなの仲が仲良くなります。

最近の「脳合宿」の記録は、こちら(宇野研新聞第3号)へ

冬合宿

冬の合宿では、「情報処理過程を考える」力を養う合宿です。脳合宿とは大きく異なり、「考える」合宿であり、グループ対抗戦の発表合宿です。1日目は、グループごとに、知能検査や認知検査などの課題達成に必要な要素的な認知機能を考え、認知モデル(その課題達成の情報処理過程)を話し合います。脳合宿同様に、1日目の夜には、楽しい飲み会が待っています。そして、2日目に、考えた認知モデルをグループごとに発表し、どの認知モデルが最もよいかを競い合います。最高得点をとったグループには、素敵なプレゼント贈呈があります。自分のグループの認知モデルの良さをアピールしたり、他のグループの認知モデルの盲点を指摘したりすることで、認知モデルを考える力がつきます。この力は、論理的に考えることにもつながりますが、認知神経心理学的手法にて臨床場面で障害機序を考えたり、指導法を考えたりするのに必要な力です。最後に、脳合宿同様に、年によって違いますが、イチゴ狩り、スポーツ大会などの楽しいイベントがあります。

研究紹介 in English

海外からいらっしゃった著名な先生方に、ポスターを用いて、自分の研究内容を英語で紹介しています。先生方から貴重なアドバイスをいただき、研究の発展につなげています。始めは、英語で発表することに抵抗がありますが、勇気をもって発表することで、英語で研究内容を話すことに自信がつきます。

最近では、オーストラリアにあるMacquarie UniversityからいらっしゃったMax Coltheart教授、フランスにあるUnivercity Pierre MendesからいらっしゃったSylviane Valdois先生、イギリスにあるBrunel UniversityからいらっしゃったTaeko N. Wydell教授に紹介しました。

最近の記録はこちらへ(詳細は宇野研新聞第1号宇野研新聞第2号へ

学会発表

大学院生を中心に、イギリスで開催されるBritish Dyslexia Association (BDA)の国際会議、アメリカで開催されるInternational Dyslexia Association (IDA)の国際会議などで、積極的に国際学会に参加し、発表をしています。また、大学院生だけではなく、学類(部)生も日本音声言語医学会、神経心理学研究会、高次脳機能障害学会、発達性ディスレクシア研究会、認知神経心理学研究会などの国内での学会に、積極的に参加し、発表をしています。

また、卒業生は、SSSR(Scientific Socienty for study of Reading) での発表にも宇野先生と一緒に挑戦しています。

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